相続手続き代行サービスとは?利用の流れ・注意点・選び方まで

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相続手続き代行サービスとは?利用の流れ・注意点・選び方まで
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身近な人が亡くなった際に、発生するのが「相続」に関する手続きです。精神的な負担も大きい時期ですが、相続関連の各種手続きも避けては通れません。少しでも負担を減らしたい…と思う場合には、相続手続き代行サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか?

相続手続き代行サービスとはどういったものなのか、利用の流れや注意点も含め、詳しく解説していきます。複数社で悩んだ場合の選び方のコツも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

相続手続き代行サービスとは?

相続手続き代行サービスとは?
相続手続き代行サービスとは?

相続に関する手続きは多岐にわたります。相続する財産の種類や相続人の人数によっては、手続きにかかる手間や時間の負担が重くなるでしょう。ただでさえ気落ちしているときに、素人の立場ですべてを完璧にこなすのは難しいものです。

こんなとき、

・相続手続きに必要な情報の提供
・各種手続きの代行
・各種アドバイス

などを担ってくれるのが、相続手続き代行サービスです。相続手続きのガイドのような存在と捉えれば良いでしょう。具体的には、以下のような手続きを代行してくれるケースが多いようです。

・相続人の調査
・相続財産の調査
・遺産分割協議書の作成
・遺産の名義変更
・相続税の申告

相続手続き代行サービスを利用すれば、相続に関する手続きで迷うことはなくなるでしょう。また、肉体的・時間的な負担も軽減できます。

仕事で平日に動くのが難しい方や、相続人の調査が難しい方、遠方に住んでいるなど、相続人とのコミュニケーションが難しい方には、特におすすめのサービスです。一定の費用はかかりますが、相続手続きを滞りなくすすめられるというメリットがあります。

★利用の流れ

相続手続き代行サービスを利用する際の流れは、以下のとおりです。

1.依頼先の決定
2.詳細打ち合わせ
3.代行サービスが各種書類の収集(依頼人とのやりとり発生)
4.各種手続き実行の代行
5.業務の完了

ひと言で「相続手続きの代行」と言っても、どのような業務が発生するのかは、個々の相続の状況によって異なるもの。詳細打ち合わせで、代行してもらえる作業について、しっかりと確認しておきましょう。

また、手続き代行を依頼した場合でも、「すべての作業を100%お任せできる」というわけではありません。相続人本人による記入や記名、捺印を求められる場面も多いですから、代行サービス側との打ち合わせの上で、各種手続きを進めていきましょう。

相続手続き代行サービスの選び方は?

相続手続き代行サービスの提供もとは、主に士業事務所です。

・弁護士
・行政書士
・税理士
・司法書士

相続にまつわるさまざまな資格を有する人が、自身の業務範囲内でできる代行サービスを提供しています。

相続手続き代行サービスを利用する上で覚えておきたいのは、「依頼先によって提供されるサービスの内容は異なる」という点です。たとえば、相続した不動産の名義変更を代行できるのは司法書士のみ。一方で、相続に関して争いごとが発生した場合に、代理人として遺産分割の交渉や調停に当たれるのは弁護士のみです。このように、自身が希望するサポート内容を明らかにした上で、依頼先を決定する必要があります。

相続人の調査や金融機関における相続手続きは、多くの事務所で代行を受け付けています。その他に、特別にサポートしてほしい点があれば、そちらをもとにして依頼先を決定すると良いでしょう。

・相続財産に不動産が含まれている → 司法書士
・相続で揉め、揉め事やトラブルが発生する可能性が高い → 弁護士
・相続税に関する業務を代行してほしい → 税理士

どこに依頼すれば良いのか悩んだときには、契約前の相談の段階で、何をしてもらえるのかはっきりさせておくのがおすすめです。

相続手続き代行サービスを選ぶ際の注意点3つ

相続手続きは、そう頻繁に発生するものではありません。相続手続き代行サービスについても、「興味はあるものの選び方がわからない…」と悩む方も多いのではないでしょうか?代行業者を選ぶ際のポイントを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

★1.何を依頼できるのか明らかにする

先ほどもお伝えしたとおり、相続手続き代行サービスで何を代行してもらえるのかは、サービス提供もとによって大きく異なります。何をどこまで依頼できるのかは、早めに確認しておきましょう。

相続手続き代行サービス業者の中には、相続にまつわるさまざまな手続きを一括で依頼できる、パッケージプランを提供しているところもあります。この場合も、パッケージプランに何が含まれるのか、事前に確認してください。

パッケージプランに含まれていない内容を依頼したい場合、個別プランでの対応になる可能性も。トラブルを防ぐためにも、しっかりとチェックしておきましょう。

★2.料金をはっきりさせる

ひと言で相続手続き代行サービスと言っても、発生する料金は業者によってさまざまです。見積もりに不明瞭な点がないかどうか、丁寧に確認してみてください。

たとえば、見積もりに「パッケージプラン一式 ○○万円」としか記載がない場合、何をいくらで代行してくれるのか、まったくわからないことに。代行手続きの内容によっては、後から高額な追加料金が発生する可能性もあるでしょう。

見積もりが不明瞭な場合、詳細情報までしっかりと確認しておくことが重要です。詳細情報の説明を求めても応じてもらえない場合、別の業者を探してみてください。

★3.対応力やコミュニケーション力にも注目する

相続手続きを代行してもらう場合でも、依頼人がすべての業務を放棄できるわけではありません。依頼先の専門家と、二人三脚で手続きを進める必要があるからこそ、対応力やコミュニケーション能力も重要なポイントになります。

相続手続きを不満なく進めていくためには、依頼先業者と確かな信頼関係を築けることが重要です。

・相談時の対応に不快な点はないか?
・しっかりとコミュニケーションを取ってくれる業者か?
・自身の不安に寄り添ってもらえるか?
・わからない点に対して、丁寧に説明してもらえるか?

これらの点についても、しっかりとチェックしてみてください。実際に相続手続き代行サービスを利用した方の口コミ評価を参考にしてみるのもおすすめですよ。

少しでも安い相続手続き代行サービスを探すためには?

相続手続き代行サービスを検討する際に、「少しでも費用の負担を減らしたい…」と思う方も多いのではないでしょうか。この場合、以下の2つのポイントを意識してみてください。

・複数の士業事務所で話を聞いてみる
・代行してもらいたい業務をはっきりさせる

ひと言で相続手続き代行と言っても、その内容や料金体系は事務所によってさまざまです。少しでも費用を安くしたいのであれば、複数の事務所で話を聞いてみてください。内容と価格に納得できるところに依頼するのがおすすめです。

また、自分でできることと専門家に依頼したいことを分けて考えるのも良いでしょう。負担が大きい作業だけを任せられれば、自身の手間を削減しつつ、コストダウンできます。

相続手続き代行サービスは賢く活用して負担を軽減

相続手続き代行サービスは賢く活用して負担を軽減
相続手続き代行サービスは賢く活用して負担を軽減


相続手続きの負担を軽減するためには、相続手続き代行サービスを利用するのがおすすめです。ただし、どのようなサービスを代行してもらえるのかは、依頼先によって異なります。自身が求める業者を探し、納得の上で依頼することが重要です。

相続手続き代行サービスを利用すれば、

・相続人同士の仲が悪い
・相続人が多く、やりとりが大変
・身体的、精神的な問題から自分で動けない

このような問題も解決できるでしょう。自分に合ったサポート先を見つけてみてください。

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大嶋 晃

司法書士 プロフィール 福島県白河市生まれ。 旅行会社勤務の後、2012年司法書士試験合格、2014年に独立開業。 東京司法書士会千代田支部所属。 身近な街の法律家として親切丁寧な対応を心掛け、幅広い相続案件に取り組む。 不動産名義変更相談窓口「https://www.meigihenkou-soudan.jp/

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