つたえるコトダマ

終活は元気なうちに!サポートしてくれるサービスも合わせて紹介

終活を始めようと思っても、一体何から始めたらよいのか分からない方が多いでしょう。終活は色々と動けて、認知症の心配もない元気なうちにゆっくりと始めるとよいでしょう。 今回は終活を始めたいと思っている方に向けて、終活準備でするべき7選や終活をサポートしてくれるサービスを紹介します。少しでも終活を検討している方必見です。

終活とは

終活とは、自分の人生の終わり方を決めるための活動です。最近は少子高齢化の影響で家族やまわりの方に迷惑をかけたくないと考える方が多く、終活といった考えが広がりました。

自分が死んだあとにどんな葬式にして欲しいか、遺品はどうして欲しいか以外にも、介護の希望を決める場合も多いです。特に、延命治療を行うかなど意思疎通ができなくなってしまった場合の処置に関しても、自分の意志を残せます。

終活で自分の死後や介護が必要になった場合を考えると、今の生活をより自分らしく充実させられます。終活は決して悲しく、寂しいものではありません。死後や介護を受けるときの希望を残し、不安要素を解消して日々の生活を明るく自分らしく過ごすために行うものです。

終活をする理由

終活をする理由は、先程も少し紹介した「家族やまわりの方に迷惑をかけたくない」が最も多いです。迷惑をかけたくない以外には、「自分の終わりは自分で決めたい」といった考えの方も多いようです。

終活を行うと自分を見つめ直す時間になり、今までの人生でやり残している後悔を見つけるきっかけになります。今はその後悔を取り戻せるかもしれませんが、3年後、5年後はどうなっているかわかりません。

見つけた後悔はできるだけ早く取り戻しに行きましょう。死ぬ間際になって「〇〇をしておけばよかった」と思っても遅いです。終活をする理由には、死ぬ間際に後悔しないようにするためといった理由も隠れています。

終活準備でするべき7選

実際に終活を始めたいけど何をすればいいの?と困っている方のために、多くの方がやっている終活準備を7選紹介します。

終活準備に決まりはありません。今回紹介する7選以外にも思いついたものがあればやっておきましょう。

持ち物整理

思い出の品や高価な貴金属など、大切に自分だけがわかる場所に隠していると死後家族に見つけてもらえない可能性があります。

また、婚約指輪などできれば骨壷や墓に入れてほしい物もあるでしょう。そういった物をまとめておき、どこに何があるのかを家族にわかるように書き記しておきましょう。処分方法などに希望があれば併せて残して置くとわかりやすいです。

加えて、遺品整理の手間を取らせないために、不用品の処分をする方も多いです。

資産や財産の把握

家族に残す資産や財産がどの程度あるのか、しっかりと把握している方は意外と少ないので一度どの程度あるのか調べておきましょう。また、相続できる遺産がどれほどあるのか、借金などの負の遺産はあるのか、あればどれほどあるのか書き残しておくか、家族に伝えておきましょう。

遺産相続で揉める原因の一つに、借金などの負の遺産の存在があります。負の遺産がある場合はあると予めはっきりと伝えておきましょう。

加えて、普段使わない銀行口座に実はお金が入っていた場合もあります。10年以上動きのない預金は休眠口座となり、公益活動資金に使われてしまう場合があるので、終活を機にすべての通帳を確認しておきましょう。

友人リストの作成

自分が死んだと友人に伝えて欲しいと考える方は多いです。

しかし、子どもや周囲の方があなたの友好関係や連絡先までしっかりと把握している場合は少ないため、何かを友人に伝えてほしい場合は必ずリストを作っておきましょう。

この3点を残しておくと、連絡が取りやすいです。リストを作成する以外に、年賀状をまとめておいてもよいでしょう。

遺言書の作成

自分の死後、家族が遺産分割のことで揉めないように遺言書を作成する方も多いです。遺産分割に関しては家族に任せ、最後の言葉を残したいと考える場合は手紙やエンディングノートに想いを残す場合があります。

しかし、手紙やエンディングノートに遺産分割方法について記載しても問題はありませんが、あくまで希望であり法的効力はないので注意してください。遺言書は、書き方の間違いやちょっとした書式の間違いで無効になってしまいます。

しっかりと法的効力のある遺言書を作成するには、公証役場で公正証書遺言や秘密証書遺言を作成するか、専門家に必ず相談しましょう。

葬儀やお墓の希望

どんな葬儀にしてほしいか、どのお墓に入れてほしいか希望がある場合は必ず書き残しておきましょう。最近は葬儀を行わない、行ったとしても家族だけの小さなものだけを希望する方が多いです。それだけでなく、遺影に使って欲しい写真を指定する方もいます。

お墓に関しても、先祖代々からのお墓がありそこに入りたいのであれば問題ありませんが、お墓がない場合や希望の埋葬方法があれば書き残しておきましょう。特に希望がなく、お墓もない場合は無縁仏として埋葬されてしまう可能性もあります。

意思表示

意思疎通が出来て、はっきりと意思表示ができる間は問題ありませんが、死の間際は多くの場合意思疎通が出来ない期間が存在します。

その場合、延命治療はしてほしいのか、臓器移植は希望するかなど意思表示はしっかりと残しておきましょう。ほかにも下記の3つについて残しておく方が多いです。

デジタル関係

デジタル関係はごく最近終活準備として注目されています。現在、ほとんどの方はスマホまたは携帯を所持している時代です。パソコンやタブレットを所持している方もいるでしょう。

そこで、上記のような情報を家族がわかるようにまとめておく必要があります。

特に、サブスクリプションは放置していれば、毎月や毎年、更新料がかかってしまいます。何を契約していて、どのタイミングで更新されるのか、どこから引き落とされるのかをしっかりと残しておきましょう。

しかし、これらの情報を家族がわかるようにまとめた物が他人の目に触れないように注意してください。他人の目に触れてしまうとハッキングや不正利用の被害に合う可能性があります。普段は目のつかない場所に隠しておき、家族に場所を伝えるか、エンディングノートなどに隠し場所を記して置きましょう。

終活をサポートしてくれるサービス

終活準備として何をすればよいかわかったけど、一人でやるのは不安な方もいるでしょう。そんな方はぜひ、終活をサポートしてくれるサービスを利用してください。

今回は、上記の終活サポートサービスを3つ紹介します。

終活代行サービス

終活代行サービスとは、終活を行う方に代わって終活で行うべき手続きや書類作成などの対応を代行してくれるサービスです。依頼は基本的にオーダーメイドになるので、終活で何をしたいのか、何を伝えたいのかを業者と相談します。

希望する終活にあったサービスプランを提示してくれるので、価格などを相談し双方同意した時点で契約成立です。

おひとり様向け終活サービス

弁護士・司法書士・行政書士などが行っているサービスであり、生前の相談だけではなく、死後のさまざまな手続きにも対応してもらえます。主なサービスは4つです。

これらはすべて契約する必要はなく、専門家と相談をして自分が本当に必要なサービスのみ契約が出来ます。国家資格を持った方のため、不動産など素人では難しい書類関係の相談にも乗ってもらえます。

サービスの詳細については、各専門家の事務所によって差があるため、まずはどの事務所に依頼するかじっくり吟味しましょう。

自治体が行う終活サービス

一部の自治体の中には終活サービスのサポートをしてくれる場合があります。サービス内容は自治体によってはさまざまです。

何を行っているかは、住んでいる自治体のHPや役所に行って確認してみましょう。

まとめ:終活は元気なうちに使えるサービスを利用しよう

いかがでしたか?今回は終活についてや、終活をサポートしてくれるサービスについて紹介しました。

終活は元気なうちに始めるようにしましょう。終活を始めるにあたって、出てきた不安や疑問に答えてくれるサービスは複数あります。 もし不安なのであれば、まずはこれらのサービスを利用しながら少しずつでも終活を始めていってください。

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