終活準備はいつから始めるのがベター?進め方のコツを紹介

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終活準備はいつから始めるのがベター?進め方のコツを紹介
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終活を行いたいと思っていても、どのタイミングで行えばよいのか悩みがちです。また、具体的にどのようなことを行うと残された家族にとってメリットをもたらすのかも気になるものです。

では、実際に終活準備はどのタイミングで行うのがベターなのでしょうか?この記事では、終活を行うタイミングや、具体的な進め方について紹介します。

終活を行うタイミング

終活を行うタイミング
終活を行うタイミング

まずはじめに、終活をどのタイミングで行えばよいのかが気になるものです。いつ死を迎えるかわからない状況の中で、早めに始めればよいのか、それとも余裕をもって始めればよいのかの判断は、とても難しいものがあります。

実際に、終活を始めるタイミングについてはこれといった決まりごとはありません。自分がはじめたいと思ったタイミングが、ちょうどよいタイミングであると言えます。

例えば、以下のようなタイミングで終活をスタートさせるのがよいでしょう。

  • 仕事を辞めて年金生活をスタートさせた
  • 一定の年齢に達した
  • 余命宣告を受けた
  • 明らかに自分自身での身体の衰えを実感し始めた

終活を始めるにあたって注意したいのが、認知症を患ってしまったタイミングなど、適切に意思表示ができなくなってからでは、少し遅い点です。よって、まだ肉体的にも健康で元気があり、まだ就活するのは時期尚早と感じるタイミングから始めておくことをおすすめします。

終活に準備すべき内容

終活で行うこととしては、特に明確な決まりはありません。終活とは、残りの人生においてより前向きに自分らしく生きるための活動のことであり、

自分らしさがあれば、形式は問われません。

ただし、一般的には以下のような内容を記すことが多いです。

  • 自分自身のこと
  • 家族や知人のこと
  • 自身の体調などについて
  • 財産に関すること
  • 相続に関すること
  • 葬儀のこと

ここでは、各項目について具体的にどのような内容にするとよいのかを詳しく解説します。

自分自身のこと

エンディングノートでは、履歴書のように自分の生年月日などの基礎的なプロフィールを記載するケースが大半です。具体的には、以下のような内容を記載してください。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 本籍
  • 家族構成
  • 学歴
  • 職歴
  • 趣味や特技
  • 人生のターニングポイント
  • 性格や信念
  • 好きな食べ物

以上のような内容を記載することで、もしエンディングノートを他人が見た際にどのような人となりであったかが一目瞭然で把握できます。

また、自分自身の人生を振り返るよいきっかけとなり、また新しい自分を発見できる可能性があり、これからの人生をまた違った形で過ごせるきっかけにもなります。内容としては、あまり堅苦しくなく砕けた形で記載していく形で問題ありません。

家族や知人のこと

末期を迎えて、最後に看取るのはやはり家族であるケースが大半です。存在して当たり前と思っている中で、やはり死に直面するとなると家族としてもつらいものです。

また、家族と同様に気心知れた知人の存在も自分自身にとってはかけがえのないものとなります。

以上のように、家族や親族、知人との思い出や、感謝の気持ちなどをエンディングノートに残しておくのがおすすめです。特に、家族に対しては自分がどれだけ感謝していたのかを記すことで、幸せな気持ちに導いてくれることでしょう。

他にも、家族に対して自分自身の交友関係を知らせて、どの知人に死を迎えたことを通知してほしい場合や、葬儀には参列してもらいたいなどの希望を伝えることも可能です。知人のリストを作成して、連絡先まで記しておくと確実に連絡が取れるのでおすすめです。

家族に知らせる内容としては、ほかにも自分が利用しているインターネットサービスや携帯電話の契約内容などを記録しておくと、解約時に役立ちます。

自身の体調などについて

終活の段階では、自分が死亡したあとについてエンディングノートなどで明確にするだけではありません。生前の段階でも、判断力が低下したり意思表示が難しくなったりした時にも、エンディングノートは活用できます。

例えば、治療を進めるにあたってかかりつけ医を記しておくことで、家族が相談する際にスムーズに進めることが可能です。ほかにも、抱えている持病や飲んでいる薬、どのようなアレルギーがあるのかなどを、詳しく記載しましょう。

また、末期を迎えたタイミングで延命治療を望むのかどうかを記載するのもおすすめです。家族としては、少しでも長く生きてほしいと願う一方で、苦しませたくない思いもあります。

そこで、自分自身が延命を望むのかどうかを記載すると、家族としても判断しやすくなるのでおすすめです。同様に、介護が必要になった場合の方針についても明確にしましょう。

財産に関すること

自分で保有している財産についても、どの程度あるのかを終活の段階で整理しておくのがおすすめです。具体的には、以下の点について確認しておくとよいでしょう。

  • どの銀行にいくら預け入れているのか
  • どのような保険に入っていて満期はいつ迎えるのか
  • ローンの有無とどれだけ残高があるのか
  • 保有している土地や建物があるのか
  • 株などに投資しているのか

以上のような項目をリストアップすることで、仮に死亡したあとの財産整理を容易に進めることが可能です。

また、負の財産はなるべく早いうちに返済しておくことをおすすめします。

相続に関すること

人間が死亡した後に発生するトラブルの大半が、相続トラブルです。財産を多く抱えている場合は、相続によって大きな金額が動くことになるため、分配などでどうしてももめごとになりやすいのです。

相続トラブルを回避するためには、事前に相続人や相続財産などを整理しておく必要があります。ほかにも、預貯金や不動産などの資産も重要ですが、負債についても相続財産に含まれる点は考慮してください。

葬儀のこと

人生のフィナーレとなる葬儀は、人によってどのような形を望むのかがまちまちです。例えば、家族や親族だけでなく、知人も多く出席して盛大に行ってほしいと希望するケースもあれば、家族葬の形式で最小限の人数で行ってほしいケースもあります。

日数についても、最近では一日ですべて行う一日葬もスタンダードになりつつある状況です。自分自身が、どのような葬儀を望むのかについては事前に家族などと話し合っておくとよいでしょう。

また、葬儀だけでなくお墓も代々受け継いでいく家族墓を望むのか、それとも永大供養墓や散骨を望むのかを明確にすることをおすすめします。

終活の準備では遺言書の作成も重要!

終活では、主にエンディングノートの作成を中心に進めますが、残念ながらエンディングノートは法定な効力は一切ありません。また、強制力もないことからあくまでも要望に過ぎないものとなります。

一方で、遺言書の場合は民法に規定された法律文書となるため、要件を満たせば法的効力が発生するのです。法的に有効な遺言となれば、相続人は原則として遺言内容に従う必要があるために、遺産相続などでもめるリスクも回避できる場合があります。

エンディングノートを準備することも重要ですが、遺産相続のトラブルなどを考えれば遺言書の作成に力を入れましょう。

自分のタイミングで終活の準備を始めよう

自分のタイミングで終活の準備を始めよう
自分のタイミングで終活の準備を始めよう

終活は、正式なルールなどはなく自分の始めたいタイミングでスタートすることができます。また、どのように進めればよいのかのルールもないため、自分なりの進め方で進めるようにしましょう。

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大嶋 晃

司法書士 プロフィール 福島県白河市生まれ。 旅行会社勤務の後、2012年司法書士試験合格、2014年に独立開業。 東京司法書士会千代田支部所属。 身近な街の法律家として親切丁寧な対応を心掛け、幅広い相続案件に取り組む。 不動産名義変更相談窓口「https://www.meigihenkou-soudan.jp/

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